AI市場も「つるはし売り」が伸びている
こんにちは、橋本です。
AI市場は変化がとても早く、毎日のように状況が変わっています。
今日は最近のAI市場の動向について僕が感じていることについて書きます。
ITプロダクトは差別化できない
誰でもAIで開発できるようになった今、ITプロダクトを伸ばすことは難しくなっています。「あのプロダクトが伸びている」と聞けば、他の企業が同じプロダクトをより安く提供するようになり、差別化が難しくなりました。
さらに、一般の社員でもAIで開発できるので、コスト削減のために社内でツールを内製化し、SaaSを解約しようという動きも加速しています。
最近は、みずほフィナンシャルグループが社員数千人をAI開発者に転換するというニュースもありました。
このように開発力だけで差別化することは難しくなり、今後もプロダクトのコモディティ化は進んでいくと思われます。
伸びているのは「つるはし」を売る企業
「金を掘るよりも、つるはしを売る方が確実に儲かる」という言葉があります。
今はAI企業に巨額の資金が集まっているので、そのAI企業に必要なものを売っている企業が着実に伸びている印象があります。
MercorはOpenAIやAnthropicのようなAI企業にAIを賢くするための専門家を紹介している会社で、2023年からの3年で売上3000億円ほどまで伸ばしました。
Mercor | Organizing human intelligence to power the AI economy Mercor is organizing human intelligence to power the AI economy. We are powering frontier research, AI benchmarks, and AI agent training at scale for the top AI labs and enterprises.NVIDIAは、AIを動かすための半導体を作っている会社で、AI企業がデータセンターを建てるたびにGPUが売れ、2026年の売上は約30兆円と前年から65%伸びました。
AI コンピューティングで世界をリードする NVIDIA は世界最速のスーパーコンピューターと世界最大のゲーミング プラットフォームを開発しています。AI市場の変化はとても早いので、同じ事業が10年続くとは限りません。ただ、つるはし事業は市場の盛り上がりに比例して、着実に成長しています。
まとめ
AI市場そのものがいつまで続くかはわかりません。
だからこそ、つるはしのようにブームの勢いを追い風にしながら、ブームが落ち着いた後も残る人のつながりやデータといった資産を積み上げていくことが、これからの事業づくりで大切だと考えています。